脳の病気は世界中でたくさんの人に影響を与えていて、アメリカでもその数は増えています。
脳は一度傷つくと直りにくいので、病気を予防したり早く治療したりすることがとても大切です。
脳が健康だと、体も心も元気に過ごせます。
脳神経内科医は脳のことをよく知っていて、赤ちゃんから高齢者まで、どうすれば脳を健康に保てるかをアドバイスできます。
今回、アメリカ神経学会が「脳を健康に保つ方法」について新しい研究を発表しました。
この研究では「SAFEST BRAINS」という言葉を使って、脳の健康に大切な要素をまとめています。
これは「Sleep(睡眠)」「Affect(気分)」「Food(食事)」「Exercise(運動)」「Social(人とのつながり)」などの英語の頭文字をつなげた言葉です。
これらが生涯を通じて脳の健康に影響すると説明しています。
やはり睡眠は大切
研究によると、十分な睡眠をとることは脳の回路づくりや老廃物の排出、血管の健康に直接関わっています。
子どもの時の良い睡眠は脳の発達を助け、十代の良質な睡眠は脳の成長に必要です。
睡眠が乱れると、記憶力や気分、免疫機能などに悪い影響が出ます。また、落ち込みやイライラなどの気分の問題も脳の健康に影響します。
バランスの良い食事も脳の発達と健康に欠かせません。
栄養が足りないと認知症や脳の血管の病気のリスクが高まります。
定期的な運動は脳の新しい細胞を作り出したり、炎症を抑えたり、脳の神経をつなぐ白い部分(白質)を強くしたりします。これは何歳からでも効果があります。
友達や家族との交流も脳の健康に大切です。特に一人暮らしのお年寄りは、人とのつながりが少ないと認知症になりやすいことがわかっています。
また、頭のケガを防ぐことや、血圧を正常に保つこと、タバコやお酒を控えることも脳を守るために大事です。
日常生活への応用
この研究から、毎日の生活でできる脳を健康に保つ方法を5つ紹介します:
しっかり睡眠をとろう – 年齢に合った十分な睡眠時間を確保しましょう。夜更かしやスマホの見すぎに注意です。
気分を明るく保とう – 落ち込んだり不安になったりしたら、信頼できる人に相談しましょう。
バランスよく食べよう – 野菜、果物、魚、肉などいろいろな食べ物から栄養をとりましょう。
毎日少し体を動かそう – ウォーキングや自転車、水泳など、楽しく続けられる運動を見つけましょう。
人とのつながりを大切にしよう – 家族や友達と話したり、趣味のグループに参加したりして、人との交流を保ちましょう。
まとめ
この研究は、脳の健康には生活の様々な面が関係していることを教えてくれます。一つひとつは小さなことでも、続けることで長い目で見ると大きな違いを生み出します。毎日の小さな習慣が、将来の脳の健康を支えるのです。
引用: Selwa LM, Banwell BL, Choe M, McCullough LD, Merchant S, Ovbiagele B, Salinas J, Tilton AH, Day GS. The Neurologist’s Role in Promoting Brain Health. Neurology, 2025, 104: e210226. doi:10.1212/WNL.0000000000210226